- Discord Botを作ったはいいけど、パソコンを閉じたら止まっちゃう。
- 無料のサーバーってなんだか不安定そうだし、すぐ止まりそう。
- VPSとか本格的なサーバーは設定が難しそうで、手が出せない。
以上の悩みを解決できる記事になっています!
Discord Botを24時間動かし続けるのって、意外とどうすればいいか悩みますよね。
この記事では、色々なホスティングサービスを使ってきた僕が、Discord Botを常時起動させるためのおすすめPaaS、VPS/クラウドVM、そして無料や低コストで始める方法について、とことん初心者向けに解説します。
この記事を読めば、あなたのBotや予算にピッタリ合った常時起動の方法が見つかって、Botをもっと便利に使えるようになりますよ。

僕の結論としては、手軽さならRailwayやKoyeb、安さと安定性なら月額$5程度のVPSがおすすめです!
Discord Bot常時起動におすすめのPaaSサービス5選
まずは、比較的かんたんに始められるPaaS (Platform as a Service) から見ていきましょう。
PaaSはサーバー管理の手間が少ないのが魅力です。
ただ、サービスごとに特徴や料金体系が違うので、しっかり比較検討することが大事ですよ。
Railwayは無料枠で24時間稼働可能
Railwayは、結論から言うと無料枠で24時間Botを動かせる可能性がある、かなり有力な選択肢です。
GitHub連携でデプロイがすごく簡単で、UIも直感的。
月$5までの無料クレジットが付いてくるので、小規模なBotなら追加料金なしで運用できることが多いんです。
公式FAQでも「アプリはスリープしない」って明言されているので、常時起動も安心ですね。



無料枠で試せるのは嬉しいよね!
Koyebはクレカ不要の無料プランを提供
Koyebも、無料でDiscord Botを常時起動させたい人には超おすすめです。
クレジットカード登録なしで使える無料プラン(Hobby/Starter)があるのが大きな特徴。
このプランで、512MBメモリのWebサービス(Bot)を1つ、ずっと動かし続けられます。
Railwayと同じくGitHub連携でデプロイできて、設定も比較的かんたんですよ。



クレカ不要はハードル低い!
Herokuは簡単だが有料プランのみ
Herokuは、昔は無料プランの定番でしたが、今は完全有料になっています。
Gitを使ったデプロイの簡単さや、豊富なアドオン(追加機能)は魅力。
ただ、一番安いEcoプラン(月$5~)は30分アクセスがないとスリープしちゃうので、常時起動には向きません。
24時間動かすにはBasicプラン(月$7~)以上が必要になる点に注意が必要です。



無料で使えないのはちょっと残念。
Replitは開発向きだが常時起動は有料
Replitはブラウザだけで開発から実行までできる便利なサービスですが、無料での常時起動は難しいです。
無料プランだと、Botはすぐにスリープしてしまいます。
以前あった有料プランの「Always On」機能も廃止予定で、今後は従量課金のDeployments機能への移行が進んでいます。
環境構築不要で手軽に試せるのは良いんですが、本格的な常時起動には向いてない感じですね。



開発環境としては便利なんだけどねー。
Back4AppやNorthflankも無料枠あり
他にも、Back4AppやNorthflankといったPaaSにも無料プランがあります。
Back4Appはコンテナサービスで、無料プランでも小規模なBotなら動かせます。
Northflankは無料プランで小さなコンテナを2つまで常時稼働させられるのが特徴です。
ただ、これらのサービスは情報が少なかったり、設定が少し複雑だったりする可能性もあります。



選択肢が多いのは良いことだ!
Discord Bot常時起動に使えるVPS/クラウドVMサービス3選
次に、もっと自由度高く、安定してBotを動かしたい人向けのVPS (Virtual Private Server) やクラウドVMを見てみましょう。
これらは自分でサーバー環境を管理する必要がありますが、その分パワフルです。
DigitalOcean等の格安VPSは月$5程度から
VPSは、安定性とコストパフォーマンスを求めるなら、かなり有力な選択肢です。
DigitalOcean、Linode、Vultr、あるいは日本のConoHa VPSなど、多くのプロバイダーがあります。
月額$5(約600~700円)くらいから、1vCPU・1GBメモリ程度の十分なスペックのサーバーを借りられることが多いです。
サーバー管理の知識は必要になりますが、常時起動が前提なのでスリープの心配はありません。



個人的には一番コスパ良いと思う!
AWSは無料枠やLightsailが利用可能
AWS (Amazon Web Services) は、世界最大手のクラウドサービスで、信頼性は抜群です。
新規アカウントなら、EC2というVMサービスを12ヶ月間、特定のスペック(t2.micro/t3.micro)で無料利用できるFree Tierがあります。
また、もっと手軽なLightsailというサービスなら、月$5~$10程度でVPSのように使えます。
インフラが強固で、他のAWSサービスとの連携も強力ですが、料金体系が少し複雑なのと、無料枠終了後はやや割高になる可能性がある点には注意が必要です。



迷ったらAWS選ぶ人も多いよね。
GCPはAlways Free枠で無料運用できる
GCP (Google Cloud Platform) にも、無料でVMを使える「Always Free」枠があります。
e2-microというスペック(vCPU 0.25・メモリ 約0.6GB)のVMを、米国リージョン限定ですが、ずっと無料で使い続けられるんです。
小規模なBotならこれで十分動く可能性があります。
Googleの安定したインフラを使えるのが魅力ですが、無料枠のリソースは最低限で、管理画面が少し複雑に感じるかもしれません。



無料は正義!
無料でDiscord Botを常時起動させるための3つの方法
「とにかくコストをかけずにBotを動かし続けたい!」という人のために、無料での常時起動方法をまとめます。
PaaSの無料プラン/クレジットを活用する (Railway, Koyeb)
一番手軽なのは、RailwayやKoyebのようなPaaSの無料枠を使う方法です。
Railwayは毎月$5分の無料クレジット、Koyebはクレカ不要の無料プランがあります。
これらの枠内で収まる軽量なBotであれば、完全無料で24時間稼働を実現できます。
設定も比較的簡単なので、初心者には特におすすめですね。



まずはここから試すのが良さそう!
GCPのAlways Free枠を利用する
GCPのAlways Free枠で提供されるe2-micro VMを使うのも、無料で常時起動させる方法の一つです。
PaaSよりは自分で設定することが増えますが、サーバー環境を自由に使えるメリットがあります。
ただし、リソースが小さい(メモリ約0.6GB)ので、Botの規模によってはスペック不足になる可能性もあります。



スペック制限だけ注意かな。
Back4AppやNorthflankの無料枠を検討する
Back4AppやNorthflankのような、他のPaaSが提供している無料枠も選択肢に入ります。
Back4Appはコンテナ、Northflankも小規模コンテナを無料で使えます。
これらのサービスが自分のBotやスキルセットに合っているか、ドキュメントなどを確認して検討してみる価値はあります。



情報収集は大事だね!
低コストでDiscord Botを常時起動させる安定択2つ
無料もいいけど、「月数百円くらいなら出して、もっと安定させたい」という人向けのおすすめ方法です。
月額$5程度のVPSで安定稼働を実現する
月額$5程度で借りられるVPSは、低コストで安定した常時起動環境を求めるなら、非常に有力な選択肢です。
DigitalOceanやConoHa VPSなどが代表的ですね。
PaaSの無料枠のようなリソース制限を気にせず、スリープの心配なくBotを動かし続けられます。
サーバーのセットアップや管理は自分で行う必要がありますが、その分自由度が高く、複数のBotを動かすことも可能です。



安定感求めるならこれ!
AWS Lightsailで管理の手間を減らす
AWS Lightsailは、VPSの安定性とPaaSの手軽さのいいとこ取りをしたようなサービスです。
月額$5や$10といった手頃な価格から始められ、AWSの安定したインフラを利用できます。
VPSほど自由度はないかもしれませんが、サーバー管理の複雑さが軽減されているので、AWSに慣れていない人でも比較的扱いやすいでしょう。



AWSブランドの安心感もあるよね。
Discord Bot常時起動における自宅サーバーという選択肢
最後に、自宅のパソコンやRaspberry Pi (ラズパイ) などを使って常時起動させる方法についてです。
これは一番自由度が高くて、ある意味「ロマン」あふれる選択肢かもしれません。
僕自身も以前、中古で買ったデスクトップPCをサーバー代わりにしてBotを動かしていた経験があります。
初期投資と電気代で自由な運用が可能
自宅サーバーは、結論として初期投資と電気代だけで、かなり自由にBotを運用できるのが最大の魅力です。
VPSやPaaSのように月額料金がかからないのが大きいですね。
例えば、Botの処理能力を上げたくなった時、メモリを16GB増設したいなと思っても、自宅サーバーなら数千円の部品代だけで済むことがあります。
これがVPSだと、プランをアップグレードして毎月の料金が上がってしまうことが多いんですよね。
長期的に見れば、「実質的なコスパは自宅サーバーが一番良いのでは?」と僕も感じています。



一度マシンを買っちゃえば、あとは電気代との勝負!
回線品質と停電対策は自己責任
しかし、自宅サーバーは安定稼働のために、自分で環境を整える手間と責任が伴います。
まず、停電対策は必須です。僕も経験ありますが、不意にブレーカーが落ちてBotが止まる、なんてことが普通に起こります。
なので、UPS(無停電電源装置)は絶対に導入した方がいいです。これは声を大にして言いたい!
他にも、安定したネット環境のためにルーターを見直したり、定期的なOSのアップデートやセキュリティ対策も自分でやる必要があります。
僕がやった時は、BotをDockerで動かそうとして、そのDockerのインストール自体で結構手間取ったりもしましたね。



手間はかかるけど、それもまた一興…かな?
【まとめ】あなたに合ったDiscord Bot常時起動方法を見つけましょう
この記事では、Discord Botを24時間動かし続けるための様々な方法について、特徴や選び方を解説してきました。
Discord Botを常時起動させるための主なポイントは以下の5つでした。
- PaaSは手軽に始められますが、無料プランの制限に注意が必要でした。
- VPSやクラウドVMは安定稼働と自由度の高さが魅力的な選択肢でした。
- RailwayやKoyeb、GCPの無料枠でコストゼロ運用も目指せました。
- 月額数百円程度のVPSは低コストで安定性を得られる良い方法でした。
- 自宅サーバーは最も自由ですが停電や回線管理の手間は伴いました。
以上の選択肢の中から、あなたのBotの規模や予算、技術力に合った最適な方法が見つかったでしょうか。
ぜひ、この記事を参考に、あなたのBotにぴったりの稼働環境を選んで、試してみてくださいね。